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Tournament トーナメントレポート


2014年3月13日-14日 Rayovac FLW Series Santee Cooper 2014/3/31(月)

ご報告がたいへん遅くなりましたが、2014年3月13日-14日、ライオヴァックFLWシリーズ・サウスイースト第2戦・サンティークーパー(サウスカロライナ州)のレポートです。

2014年3月末発売号の月刊誌Basserの私の連載ページをもう既にお読みの方はご存知かと思いますが、トーナメントの話よりも何よりも、今回はまずお伝えしておかなければならない重大事件の話を。

サンティークーパーの試合直前、プラクティスも大詰めを迎えようかという時、荒天による激しい衝撃で私のバスボートの船体(トランサム)がバキバキに割れてしまいました。(詳しい写真はこの記事の下のほうにアップしてあります)
まぁ元々、古い、古いボートなので、早い話が…もう寿命ですね。

陸上に上げた状態で、トリムアップしたエンジンに片足を乗せ体重をかけてみると、本来ならボート全体が同調して揺れ、トレーラーのサスペンションのみが上下動をするはずなのに、エンジンはグラグラ揺れているのにもかかわらずトレーラーやボートの本体はその揺れに同調しない状態。
エンジンを揺らすたびに、トランサムの左右にあるひび割れはパックリと口を広げ、本来は鉄のようにガチガチで動かないはずのトランサムがグニャグニャと動く…私のボート、ジ・エンドです(涙)

長年の酷使で徐々にゲルコートのひび割れが進行していたところに、今回の大荒れの衝撃がとどめを刺したようで、「バスボートのアキレス腱」とも言えるトランサムそのものが割れてしまった模様。
このまま使い続けると、最悪の場合はボートの本体からエンジンが外れてしまい、そのまま浸水して沈んでしまう可能性も。
試合中には当然の使い方となるプレーニング状態での高速走行。仮にトランサムが走行中に「もげて」しまうと、外れたエンジンはそれでもプロペラが回転したまま、急に負荷(重い船体を押していた)を失った勢いで水中から飛び出し、船体を追い越して前方へジャンプしようとする挙動になる。
ところがその瞬間、配線類やガソリンホース、操作ケーブル類が繋がったままなので、ジャンプしたエンジンは「ピーン」と引っ張られて、空中でストップする。そして落ちる位置は必ずと言っていいほど、ボーターもしくはノンボーターが座っているシートの位置なんだな…。
重さ250kgを超える船外機が、刃物のようなステンレスプロップを数千回転の回転数で回しながら頭の上から落ちてくるわけです(涙)
残念ながら、そういう状況になった場合、命を落とす確立が非常に高くなります。

全開走行で長時間使用するという使い方をほとんどしない日本では、その事実があまり正確に伝わっていないかもしれませんが、実はアメリカでは浅瀬のスタンプ(切り株)や岩などの見えない障害物の上を知らずに高速走行した場合にエンジンの最下部をぶつけて、その衝撃で後ろから飛んでくる「外れたエンジン」の下敷きになって搭乗者が命を落とす事故が毎年毎年、ホント必ずと言っていいほど毎年起こっているのが現実です。

正直言って、これまでにも何回もいやと言うほどそういう事故のニュース画像を見てきて「もし走行中にエンジンが外れたら、必ずそうなる」事実を知っていただけに、自分のボートの破損が最終段階を迎えるのが嫌というだけではなく、同乗者(コ・アングラー)や自分の命の危険を伴う状態で試合に出なければならないというのが最もストレスでした。

長年の使用による寿命でトランサムが割れたとなると、もう通常であれば「廃船」を決意するタイミングではあるのですが、まだ最低でも2日はトーナメントに出なければならないため、恐怖と戦いながら無理やり使うことに。

当然のことながら、プラクティス前半から中盤までで見つけていたエリアを回るなどという計画は実行できず、そんなことよりも何よりも、安全第一で近場をなるべく少ない移動距離でなんとかごまかして、恐る恐るなんとかエンジンを落とすことなくトーナメント2日間をユルユルと消化したというアリサマでした…。

プラクティス開始とともに、昨冬に全米を長期的に襲った異常な大寒波の影響がまだ少なからず残っているのではないかという悪い予感はどうやら的中している事実が発覚。

バイトは少なく、丸一日やっても1匹からせいぜい3匹ぐらいが精一杯、それもサイズは小型のキーパーが中心という有様。このままでは、リミットの5匹を揃える事も難しいかもしれない。

今シーズン開幕戦のオキチョビーで自分は残念ながら100位台を叩いてほんの少しのポイント獲得で終えてしまったので、今さらここでチマチマと小型5匹のリミットを追っても全く意味がない。したがって、数は少ないかもしれないが当てればデカイ、ハイリスク・ハイリターンのシャローのビッグフィッシュ狙いにのみにターゲットを絞ってプラを完了。天候の変化やフィッシングプレッシャー次第では口を使わずノーバイトに終わってしまうかもしれないリスキーな選択だが、開幕戦で取り損じたポイントを巻き返すには、もうこれしかないだろうと。

もう何度来たか忘れてしまったサンティークーパーの田舎町にある公立高校の体育館。いつもここではトーナメントの受付とミーティングをこの体育館を貸しきって行われるため、何度も来ると、なんというか妙な愛着が沸いてしまう。日本の自分の母校の体育館はどんなだったか全く思い出せないが、こっちのほうが記憶に深く刻まれているというのはいかがなものかと(笑)。ミズイロの服が私です。


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夜明けとともにトーナメントが始まる。私の中では、バストーナメントは夜明けとともに始まらなくてはバストーナメントと呼べないというこだわりがある(笑)。日が昇りきって、すっかり明るくなってから始まるバストーナメント?そんなん、トーナメントとちゃいますよっ!朝焼けの中を全開で走っていくのがバストーナメントのスタートと呼ぶべき風景ですっ!

とは言うものの、今回はボートの破損状況からノリノリでガンガン走りまくるわけにはいかないため、近場をなるべく少ない移動距離でなんとかごまかして、恐る恐る、なんとかエンジンを落とすことなくトーナメント2日間を消化。しかも試合当日は強風大荒れでプラで見つけた場所も回る事はできず、こんなのを毎日1匹持ち帰ったのみ…寂しすぎます…。寂しさを紛らわすために、「どこかで見たことのあるポーズ」で写真を撮ってもらいました(笑)

またこのステージ上へ戻ってこられるのは、いつになるかな?

今回壊れてしまったトランサムとは、エンジンを支えている船尾のこの部分。赤色の矢印の位置、左右それぞれに目視できる破損あり。

左右それぞれの割れ目。表面から見えるのはココだけだが、実際にはトランサムの内部が割れておりエンジンは今にも落ちてしまいそうなほど。

試合中も割れ目の具合は連日ひどくなる一方で、帰宅後は高速道路の振動でさらに危険な状態に。家に着いたら、もう抜けかけの小学生の乳歯みたいにグラグラでしたわぁ(苦笑)

※以下は、私が3月下旬発売号Basser誌上の連載に掲載した内容からの抜粋です。
■無念のトーナメント休止
ボートをこのまま使用し続けることが難しいレベルにまで壊れてしまったので、次のライオヴァック・FLWシリーズ最終戦のガンタースビル(4月)は涙を呑んで参加をキャンセルすることにした。皮肉にも、今シーズン私の住んでいる場所から最も近い湖で開催されるトーナメントに出られないとは…。
今の自分の経済状況では、そこそこ古い中古も含めて、新しい船体に買い換えるという選択肢が無いため、今シーズンはこのままトーナメントに復帰することは無いだろう。
では、いつになったらトーナメント復帰への準備(つまりボートの手配)が整うのかと問われれば、今はなんとも答えられないのが正直なところ。しばらくは復帰未定の「休止」状態と答えるしかない。

いつも遠く日本から応援していただいている皆さん(…が果たして何人おられるのかは謎ですが…)には残念なニュースとなりますが、現実を受け入れる以外に現在は為す術がありません。
なるべく早くこのトーナメント休止の状況を打破できるよう、今は途方にくれつつも前向きに考えるしかない。まぁ、人間長く生きていればこのようにコントロール不可能な運命にぶつかる事もあるでしょう。今は、ただその時だと受け止めるしか自分を納得させる理由が他に無さそうです。
再びトーナメントの場へ戻ることができる日まで少し時間がかかるかもしれませんが、すべてを諦めてしまうという選択肢は今の自分にはゼッタイに無いということだけ、ここではっきりと明言しておくことにします。
----------以上、Basserからの引用終わり----------

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